彼に、久しぶりに見せたもの。転勤するって決まったとき以来、見せまいと心に決めたはずのもの・・・
―――涙。
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彼はいつも冗談ばかりで、私のことを馬鹿にして、自分のことを棚に上げるばかり。
だからまた私をからかったのかと思ってた。
―最近何やっても思い通りに行かなくて、自分が情けなくて、何もかもやり直したいとまで思っていた。
そんなマイナス思考で根暗な私のことを、彼は、、、
「君のことはとても可愛いと思う。」
と言ってくれた。
「またウソばっかり。」
―最初は素直になれず、でもホントはとても嬉しかった。
出会ってから初めて彼に褒められたのだから。
・・・可愛いなんて言葉、何年ぶりに言われただろう。。。
私はただただ嬉しくて、切なくて、、、電話越しに涙を見せた。
「もっと自分に自信を持ったら?」
とても落ち込んでいる私に、そっと手を差し伸べてくれる、とても優しい人。
愚かな私に、小さな幸せを運んでくれる人。
―こんなに思いやりのある人間が、どこにいようか。
今まで私の全てを認めてくれる異性なんて誰もいなかった。
私を"女"として見てくれる人なんて、一人もいなかった。
たとえ世界が滅びようと、明日わが身がこの世から無くなろうと、あなたへの想いは"永遠"だから。
「赤い糸」でなくて良い。糸なんてすぐに切れてしまいそうだから。
あなたと私とは"固い絆"で結ばれてたい。
私にとって彼とのセックスは快楽ではない、愛なんだ。
他人には分からない、一緒に家庭を築くことでもない、『二人だけの世界』。
私はあなたのように素敵なことは何もできないけれど、
あなたの喜ぶ顔がみたいから、せめてあなた好みの都合のいい女でありたい。
―もっと私を調教して。
その先に見えるものは、、、絶望かもしれないけれど。
今はただ、彼がこの世で一番愛しいのです。